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鷹栖町元気プロジェクト2025年2月の活動の様子

鷹栖町元気プロジェクト 2025年2月フィールドワーク(その3)

こんにちは!飯盛義徳研究室 鷹栖町元気プロジェクトです。
今回は、2025年1月29日から2月7日にかけて行われたフィールドワークについてのご報告、第3弾です。
その1はこちらからその2はこちらからご覧いただけます。

6日目:2月3日

澄み渡る青空の下、鷹栖町の冬の魅力を映像に収める旅が本格的に始まりました。この日はまさに理想的な撮影日和。太陽が雪景色を優しく照らし、空気は冷たさを感じさせながらもどこか温かさを含んでいました。
まずはパレットヒルズでの撮影からスタート。チューブ滑りやファットバイク、スノーラフティングなどさまざまなスノーアクティビティを体験し、鷹栖町でできる冬ならではの魅力的な遊びを動画にたくさん収めました。また、頂上に登り、山頂からの眺望をドローンで撮影しました。ここは電線が地中に埋設されているため、上空が開けており、空撮に最適です!夏に訪問した時は、青空の下で金色に輝く田んぼなどの自然豊かな景色を撮影できましたが、今回は全く異なり、雪に覆われた山々や町の景色をたくさん動画に収めました。

鷹栖町元気プロジェクト2025年2月の活動の様子

午後は、一度紙芝居班の仕事に戻り、製本された紙芝居をケースに入れて表紙を貼る作業を行いました。
こちらは、各地区の住民センターや学校、郷土資料館に配布し、地域の皆さんが読みたい時にいつでも利用できるようにする予定です。この紙芝居を通して、地域に残る歴史や資源である宝を新たな視点から見ていただくためにも、ぜひ手に取って読んでみてください!

7・8日目:2月4・5日

撮影2日目は鷹栖町の日常の風景を撮影しました。特に印象的だったのは、雪解け水がつららから滴り落ちる幻想的な風景。太陽の光を浴びながら、透明な雫がきらめくその瞬間は、まるで冬の詩の一節のようでした。そして、白樺の木々の間から夕日が差し込み、雪の表面が黄金色に輝く景色には、思わず息をのむ美しさがありました。
都会では決して出会えない、静かで力強い冬の美しさを映像に収め、その後は編集作業に移りました。

鷹栖町元気プロジェクト2025年2月の活動の様子

PVの編集作業が進む中で、「もっと伝えたい、まだ撮れていない景色があるのでは?」という思いが募り、8日目は追加撮影のために再び町へ繰り出しました。
冬の鷹栖町は、ただ美しいだけではなく、季節ならではの営みや暮らしが詰まっています。そこで、町を歩きながらインサートシーンにぴったりな風景を探すことに。歩いていると、住民の方々と出会い、「どこか景色の良い場所はありますか?」と尋ねると、「あそこの丘から見る夕日がきれいだよ」「この辺りは雪が深くて大変だけど、それがまた良いんだ」と、温かい言葉とともに町のおすすめスポットを教えてくださいました。

鷹栖町元気プロジェクト2025年2月の活動の様子

実際に訪れたその場所は、住民の言葉通り、鷹栖町ならではの美しさがありました。静寂の中に響く雪を踏みしめる音、遠くの山々に沈みゆく夕日、そして、冬の寒さを物語る氷の結晶――どれも映像に収めたくなる瞬間ばかりでした。

9日目:2月6日

最終日となるこの日は、前日までに撮影したPV内容の確認と編集作業を行い、羽田へと帰りました。
この数日間の撮影を通じて、風景だけでなく、鷹栖町で暮らす人々の想いや生活のリアルな一面にも触れることができました。これまでの「美しい景色を撮る」という視点だけでなく、「鷹栖町で暮らす人々の目線で冬を捉える」ことの大切さを実感しました。
こうして、単なる観光映像ではなく、鷹栖町の「暮らし」を伝えるPVが完成に近づいてきました。次回の訪問で発表するのが楽しみです!

鷹栖町元気プロジェクト2025年2月の活動の様子

9日間にわたる2月のフィールドワークの報告は以上となります。最後まで、精一杯活動を努めていきますので、応援していただけると嬉しいです!
また、3月はついにプロジェクト最後の出張となります。ご報告をお楽しみに!