佐原のまちを舞台にした、香取中学校の社会体験学習レポート第二弾!
今回は、2年生のあんなさんが自ら取材しまとめてくれました。
訪れたのは、「みんなの賑わい交流拠点コンパス」。
名前に込められた想いや図書館の工夫、学生におすすめの使い方まで、盛りだくさんの情報が…!
毎日利用している方でも、まだ行ったことのない方でも新しい楽しみ方を見つけられるはずです!

あんな:皆さんはこの施設を訪れたことがありますか?
今回のインタビューでは「みんなの賑わい交流拠点コンパス」の名前の由来やメッセージ、
学生におすすめの、使い方や、図書館についてを伺いました。

みんなの中心
あんな:まず「コンパス」にはどのような意味が込められていますか?
上地さん:香取市の偉人伊能忠敬が全国測量をした際に羅針盤を使った事から羅針盤=コンパスとしました。
街や人の交流の中心となればという意味があります。本来の正しいコンパスのスペルは「C」から始まりますが、香取の頭文字をとって「KOMPAS」としました。
あんな:左上のロゴについても教えてください!赤い矢印が右下に向かっていて特徴的ですが、意味はありますか?

上地さん:このロゴは「コンパス・ローズ」という柄をベースにデザインされています。
「方位を示す」コンパスの針を図案化したものです。

司書さんの腕の見せ所
あんな:図書館について質問です、新しく入れる本はどのように決められていますか?

上地さん:図書館には司書さんがいます。司書さんは利用者からのリクエストやトレンドなどを参考にして毎月本を選書しています。新しい本は新書コーナーに置かれますよ!
あんな:司書さんというのは図書館にとってとても重要な立場ですね。
上地さん:はい。司書さん次第で図書館が変わると言ってもいいでしょうね。
学生が発信する展示
あんな:コンパスは複合施設ですが学生におすすめの施設や使い方はありますか?
上地さん:学習室や図書館ですね。実際に使っている学生の方も多いですよ。
高校生は学習室のほかに音楽練習室を使って趣味の音楽を練習しています。
また、香取市内の高校4校が参加している「高校生の選書」という展示を行っています。
各高校生が自ら装飾して、自分達の感想を発信する展示です。各高校によって全く違うカラーが見えてくるのが面白いです。
あんな:それぞれの学校の個性が見えるっていいですね!
上地さん:そうそう。中学生のうちからそういう展示を見て「この高校ってこんなことやってるんだ」って知るのも大事だと思いますね。
中学生にも使ってほしいこと
あんな:中学生にもっと活用してもらいたいという思いはありますか?

上地さん:もちろん。例えば研修室なら1時間250円で借りられるし、3時間借りても650円。
グループで話し合いしたり、発表したりする場所として使ってもいいし。
あんな:発表の場としても使えるんですね。
上地さん:たとえば展示用のパネルを借りて、自分たちの活動を貼り出して市民の皆さんに観て頂くのもいいと思います。
そんな時は相談してください。「こんなふうにしてみたら?」と提案もできますよ。
あとぜひお伝えしたいのが、図書館では「全館図書館」というコンセプトを掲げています。
気軽に本を手に取って、図書館内だけではなくブックカフェやフリースペースなど、自分の気に入った場所で読書する、そんな使い方もおススメです。
サードプレイス
あんな:最後にこれからコンパスをどのような施設にしていきたいですか?
上地さん:佐原の街が昔のように賑わい、人々が集まるような場所になれたらいいですね。
年代を超えた交流が増えて、まさに「みんなの賑わい交流拠点」と。なれたら面白いですね。
上地さん:サードプレイスという言葉を知っていますか?
あんな:聞いたことないです。
上地さん:「家」や「学校」以外の居心地の良い第3の居場所という意味です。
スターバックスがこの考え方を広めたんだけど、コンパスもその役割を担いたいと思っています。
友人や趣味の仲間と交流したり、新しいコミュニティに参加したり、サードプレイスとして人が集まり賑わいが増えてきたら嬉しいですね。
コンパスは図書館や学習室だけじゃなく、人と人がつながるヒントがたくさんある場所だと感じました。
社会体験学習・第二弾も、新しい発見の連続。誰かと一緒に何かを生み出す場として、コンパスをもっともっと楽しんでみたくなりました!
あんなさんありがとうございました!