
最終成果報告会と最終フィールドワークを行いました
こんにちは!飯盛義徳研究室 鷹栖町元気プロジェクトです。
今回は、2025年3月6日から3月9日にかけて行われた、最終フィールドワークについてのご報告です。
3月6日(1日目)
今回の出張は、3年間にわたり活動を進めてきた「鷹栖町元気プロジェクト」の最終年度の締めくくりとして、これまでの活動の成果と感謝の気持ちをお伝えすることが大きな目的でした。そのため、いつも以上に万全の準備を整え、鷹栖町へ向かいました。
夕方に羽田空港を発つ便に乗り、夜遅くに鷹栖町へと到着したため、この日はメンバーそれぞれ翌日に備えて準備を行いました。
3月7日(2日目)
朝を迎え、これまで活動を進めるにあたってお世話になった住民の皆さまへ感謝をお伝えに行きました。

最初にお会いした方は、地域おこし協力隊として鷹栖町農業交流センター、通称「あったかファーム」で研修されている村田淳さんです。「あったかファーム」は、鷹栖町で新たに農業を始める方を支援する取り組みを行っている研修施設です。
村田さんご自身は農業とは縁がなかったものの、鷹栖町への移住を決意され、ご自身も「あったかファーム」で農業を学び、現在も鷹栖で活動を続けていらっしゃいます。鷹栖町の魅力を動画にまとめるPV撮影時にお世話になったため、完成した動画を見ていただきました。これからの鷹栖におけるまちづくりについての熱い想いを教えていただき、私たちの活動のバトンタッチができた気持ちになりました。

次に、「たかすタロファーム」代表の平林悠さんのお宅を訪問しました。お礼をお伝えするとともに、鷹栖町における地域資源の活用事例について詳しくお話を伺いました。「たかすタロファーム」では、鷹栖町産のお米を育てており、実際にそのお米で作られたおにぎりをいただくことで、地域資源の魅力を改めて実感することができました。
午後は、鷹栖高校にご挨拶に行き、地域の学生と交流したのち、移住体験住宅に戻って翌日の最終報告会に向けた最終調整を行いました。
3月8日(3日目)
この日は、本プロジェクトの最終成果を住民の皆さまに発表する最終報告会を開催しました。午前中はその準備として、ふらっとの大ホールでの会場設営を行い、その後は各自発表練習に励みました。

昼食を鷹栖町の食堂で済ませた後は、いよいよ報告会本番。報告会では、本プロジェクトの活動の軸である「紙芝居」・「教育」・「PV」の軸に沿って、住民の皆さまに対し、「これまでの活動の紹介」と「これからのバトンタッチ」をさせていただきました。

「紙芝居班」は、鷹栖町出身で漫画家の日野あかねさんとオサラッペまちづくり研究会の皆さまとの協働により、まちの歴史を伝える紙芝居を完成させることができました。この紙芝居を各町内の施設に配布することにより、地域の歴史に興味を持つ子どもたちが増えることを期待するとともに、第二弾、続編の作成を地域の皆さまを中心に進めていただけることで紙芝居を地域活動に関わるきっかけとなればと願っています。
「教育班」は、鷹栖高等学校、教育委員会と連携し、地域に根付く「資源」を再発見するきっかけを提供することができたと思います。その結果、地域の様々なポイントに対する興味と「なぜだろう?」という疑問を持ち、自らの手で調べていこうとする姿勢を持った子どもたちが増えていくことを目指して活動を進めてきました。
そして「PV班」は、地域へ当たり前に広がり地域資源や価値を改めて見える化することによって、地域内外に鷹栖町の魅力を再認識してもらうきっかけとして作成を進めました。報告会の発表の中で動画を再生した際には、多くの方に「当たり前」がここまで素敵で価値のあるものなのだということに改めて気づいてもらうことができ、本来の目標を達成することができたと強く感じました。

報告会後は、ふらっとで行われた懇親会に参加し、今までお世話になった皆さまと深く思い出話に花をさかせつつ、食事を楽しみました。また、中央地区住民センターにも伺い、PV撮影などさまざまな活動で協力していただいた地域おこし協力隊の唐川貴帆さんに感謝の気持ちを伝え、住民の皆さまと楽しいひと時を過ごしました。
3月9日(4日目)
鷹栖町最終日は、訪問する度にたくさんお世話になった移住体験住宅をメンバー全員で大掃除をして、住宅そして鷹栖町とお別れをしました。
今回の出張で、プロジェクトとしての正式な訪問は最後となってしまいました。
鷹栖町元気プロジェクトが発足してから3年。この3年間、嬉しいことも悩んだことも楽しかったことも本当に多くの思い出と経験をさせていただくことができました。活動を進める中で、自分たちだけでは到底叶えることのできなかった領域にチャレンジすることができたのは、どんな時でも近くで活動を支えてくださった多くの住民の皆さまの存在があったからだと思います。
これからも、鷹栖町の魅力を少しでも多くの人に広めていきたいと思います!

3年間、本当にありがとうございました!
なお、鷹栖町元気プロジェクト令和6年度末報告書からご覧いただけますので、是非あわせてご覧ください。