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Karatsu WILL Projectに出場しました

Karatsu WILL Projectに出場しました

こんにちは!飯盛義徳研究室 唐津元気プロジェクトです。
今回は2024年11月16日に参加したKaratsu WILL Projectについてのご報告です。

Karatsu WILL Project とは、唐津について「WILL(想い)」を持ったチームがそれを形にするためのビジネスアイディアコンテストです。唐津市が主催となり、地域への貢献性や再現性、実現可能性などをもとに審査されます。
今年は応募総数28組の中から無事本戦出場を果たしたため、この本戦に出場してまいりました。

私たちは「無人駅からはじめる地域づくり」というテーマのもとアイディアを発表してまいりました。具体的には、無人駅利活用に向けた情報のプラットフォーム設計を行うというものです。これは以前相知駅で実施したブックカフェから着想したものでした。

Karatsu WILL Projectに出場しました

現在佐賀県内では約7割の駅が、唐津市内では唐津駅以外の14駅が無人駅となっています。その無人駅利活用のアイディアの一つとして実施したのが相知という地域性を活かしたブックカフェでした。ブックカフェを実施した際に、十人十色の駅での過ごし方を目の当たりにし、駅が交流を生むための地域の中心となる可能性を十分に感じました。

一方で無人駅でのイベントなどには様々な障壁もありました。それは駅が特定の誰かのものではないため、どこから手をつけていいのかわからないということ。そもそも駅の管理者は誰なのかというところから始まり、駅の利用にあたってどこの誰になんの書類を提出しないといけないのかがわからないという現状でした。つまり、マニュアルがない状態なのです。

そこで私たちは、無人駅の駅利用マニュアルを蓄積した、情報のプラットフォームの設計というアイディアを提案することにしました。駅という空間を利用したいという方に向けて、駅情報や手順の可視化したものを使用していただこうと考えました。

収支計画や将来の実装計画などを作成し、骨を折って準備しましたが、惜しくも入賞することはできませんでした。
しかし、コンテスト後のアンケートでは「実装してほしい」や「無人駅についてなんとかしてほしい」といった声が寄せられていたことや、他の出場者との親睦も深まり、様々なコラボレーションも可能であると感じました。

Karatsu WILL Projectに出場しました

普段研究会で何気なく使っている「プラットフォーム」という言葉の難しさを実感すると同時に、どのような形であれば私たちが起点となって実現できるのか、将来的に自走できるのかなどを改めて考える機会となりました。

今後はこの実装に向けて取り組んでまいります。
今後とも唐津元気プロジェクトをよろしくお願いいたします!