スローシティプロジェクト 2024年12月第2回フィールドワーク
こんにちは!スローシティプロジェクトです。
今回は、2024年12月7日、8日に実施したフィールドワークについてのご報告です!
私たちは、香取市にある地域資源や魅力をよそ者の視点で再発見するというテーマで活動しており、香取で開催されるイベントや活動に見学、参加させていただいています。今回は、フィールドワークを通じて、地域の自然と文化、歴史、多世代交流の現場を体験しました。
12月7日(1日目)
新里地区にある山人の森で、山田児童館の皆さんと一緒に大豆を収穫してきました。自然環境を活用して自由に遊ぶ子どもたちの姿がとても印象的でした。
山田児童館スタッフの宮崎真子さん、石井純乃さんに児童館の活動についてお伺いし、食育や自然との共生を学ぶ場、多世代交流の場として貴重な経験であると感じました。
午後は香取市の名物である籾殻(すくも)を活用した焼き芋を見学し、香取市の循環型農業についてお話を伺いました。また、『道の駅くりもと紅小町の郷』の近くに位置する、農業初心者でも気軽に始められるクラインガルテンを見学しました。
その後、香取神宮で香取市の伝統行事である団碁祭(だんきさい)を見学しました。香取神宮は、日本三大国宝級神宮の一つであり、黒金の本殿や厳かな雰囲気が特徴的です。
団碁祭は、毎年12月7日に香取神宮で行われる五穀成熟への感謝を表すお祭りです。「八石八斗団子祭」とも呼ばれ、その年に収穫された新穀で作った団子を神前に奉納します。祭典終了後には、奉納された団子が参拝者に配られ、この団子を食べるとその冬は風邪をひかないと伝えられています。
12月8日(2日目)
この日は、新島地区を訪れ、地区一斉ゴミ拾いに参加しました。水田エリアや川沿いでゴミ拾い活動にも参加し、地域住民による環境保全への意識の高さを感じました。新島地区では、水運文化が色濃く残っており、「一家に一艘の船」という昔ながらの生活様式や嫁入り舟のお話など、貴重な歴史文化に触れることができました。
その後、あやめパークの見学や十二橋巡りを体験しました。「日本のヴェネツィア」と称される十二橋巡りでは、閘門(スエズ運河方式)の体験など他にはない独自性を楽しむことができました。船頭を担当していただいた、香取市倫理法人会会長の岩瀬美智子さんから、当時の生活や橋にまつわるエピソードをお話ししていただき、新島地域の日常生活と歴史への理解が深まりました。
今回のフィールドワークを通じて、香取市の地区ごとの魅力のほか、クラインガルテンを利用した観光など、一時的な滞在者が継続して香取市と関わり続けられる仕組みづくりが求められることに気づきました。今後も、各地区に足を運び、地域の魅力を再発掘していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!