
スローシティプロジェクト2025年7月活動報告
こんにちは!スローシティプロジェクトです!
今回は、2025年7月12日、13日に訪れた佐原の大祭での活動についてご報告いたします。
7月12日
明治時代に建てられた町屋2棟、土蔵、洋館、倉が中庭でつながる歴史的建物「いなえ」のギャラリーにて、スローシティプロジェクトの巡回展を開催しました。展示では、3月の最終報告会で使用したポスターや今年度新たに作成したスローシティに関するワーキングペーパーを公開し、訪問された皆さまに私たちの活動紹介やスローシティの説明を行いました。観光で訪れていた方々も足を止めてくださり、大変賑わいました!多くの方々に関心を持っていただき、とても嬉しく思います。
お昼は、最終報告会でご縁のあったお店を訪ね、おにぎり、味噌汁、さつまいものコロッケをいただきました。使用されたお米、味噌、さつまいもはいずれも香取市産。まさに地元の恵みを感じられるスローフードでした。地域の食文化を体感できる温かい昼食となりました。
そして、佐原はかき氷激戦区!江戸時代末期の商家をリノベーションした文化財カフェ「VMG CAFE」でかき氷をいただきました。かき氷はとてもふわふわで、粉砂糖のほのかな甘みに癒されました。トッピングは発酵ベリーのソース、サワークリーム、レンズ豆の3種類が添えられ、組み合わせ次第で多彩な味を楽しむことができました。中には生姜のジュレもあるなど、一杯のかき氷の中に多彩な味が秘められており、歴史を感じられる店内で特別なひと時を楽しむことができました。
その後、佐原の大祭の「のの字廻し」を見学しました。のの字廻しとは、山車に向かって左前の車輪を軸として筆で「の」の字を書くように山車を回転させるもので、大勢の観客が見入っていました。10台の山車が順番に登場し、地域の方々が力強く山車を引く姿に祭への情熱と誇りが感じられ、強く胸を打たれました。また、辺りが暗くなり山車の提灯が灯された幻想的な光景にも感動しました。なお、昨年12月に訪れた山倉の「鮭祭り」と比べると、佐原の大祭は町全体を巻き込む祝祭的なエネルギーにあふれており、静寂の中で神様に耳を澄ませる鮭祭りとは対照的でした。どちらも地域に根ざした伝統行事でありながら、異なる魅力を持っていることに気づかされました。
この日の夜は、以前古民家見学で訪れた「庵壽 蜻蛉館」に宿泊しました。自然に囲まれた静かな環境で心身ともに癒されました。冷蔵庫には香取市の「ちば醤油株式会社」が販売する下総醤油が置かれていて、ここでも香取市を感じることができました。
7月13日
午前は八坂神社で行われたお神輿の神幸を見学しました。山車とは異なり、厳かな雰囲気の中で粛々と担がれる様子が印象的でした。多くの方々がその神聖な空気を見守っていました。
午後には佐原のコンパスにて開催された、「まちづくり条例を制度設計した専門家による講演会」に参加しました。他大学の先生によるまちづくりに関する知見は非常に新鮮で今後の活動のヒントが多く得られました。また、各協議会役員の皆さまのご紹介では、香取市内の地域で盛んに取り組まれている活動について知りました。スローシティプロジェクトリーダーからもご挨拶をさせていただき、これまでの活動報告や今後の展望をお話することができました。今後もこうした機会を大切にしながら、香取市の魅力をさらに引き出せるよう、引き続き取り組んでまいります。
今回の2日間のフィールドワークを通して、佐原の歴史や文化、そして地域の皆さまの熱い想いに触れることができ、大変貴重な体験となりました。お祭りや食、まちづくりの現場から学ぶことは多く、香取市の多様な魅力を再認識する機会にもなりました。これからも地域の皆さまと共に歩みながらスローシティの理念を広げていきたいと思います!
引き続き、スローシティプロジェクトをよろしくお願いいたします!
