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スローシティプロジェクト2025年9月活動の様子

スローシティプロジェクト2025年9月活動報告

こんにちは!スローシティプロジェクトです!
今回は、9月25日から27日にかけて香取市で行った活動についてご報告いたします。

9月25日

佐原駅に到着後、小見川地区に移動し、小見川のソウルフードである「スープカレー焼きそば」をいただきました。キャベツと魚肉ソーセージの入ったスープ焼きそばにカレー粉をお好みでかけるスタイルで、メンバー一同初めての食文化に感動しました!
その後は地域の探索を開始。黒部川沿いでは鳥や釣りをしている方が多く、また水上競技が盛んということで周りには多くの漕艇庫が見られ、まさに香取の水の街でした。また、橘ふれあい公園にも立ち寄り、自然豊かな土地を生かした広場や遊具、パークゴルフ場を見学し、住民の皆様の暮らしを実感しました。
夕方には佐原に戻り、町並み交流館にて佐原張子の絵付け体験会に参加しました。だるまや招き猫の張子にそれぞれが自由に絵付けして、地域に根付いている伝統的工芸品に触れることのできるとても貴重な時間となりました。
スローシティプロジェクト2025年9月活動の様子

9月26日

この日は小見川市民センターいぶき館の一室をお借りして、巡回展を開催。7月に開催された佐原の大祭の際にも佐原にて行いましたが、今回は小見川地区に暮らす住民の皆さんをターゲットに行いました。
スローシティプロジェクト2025年9月活動の様子
いぶき館の利用者は、サークルや協議会での利用を目的とする団体、図書館や小見川支所を利用する人々が多く、それぞれの用事が済んだ後に寄ってくださる人が多かったです。スローシティ運動について、また私たちの活動について知ってもらえる機会となり、また小見川に住む皆さんの地域への思いも伺うことができる時間となりました。
巡回展の後は、11月に行うスローシティに関するワークショップのプレバージョンを行いました。参加いただいた皆様からたくさんのフィードバックをいただいたため、開催に向けてさらなる改善を行ってまいります。
スローシティプロジェクト2025年9月活動の様子
また、新たなコンテンツとしてポッドキャストの収録のデモを行いました。市役所職員の方をゲストとしてお迎えし、スローシティプロジェクトへの思いをお話しいただきました。ポッドキャストは定期的に収録し、放送を通じながら学生がスローシティを学んでいくというスタンスで、収録を進めてまいります。初回放送は11月初旬を予定しています。

9月27日

フィールドワーク最終日は、十二橋巡りの体験から始まりました。昨年の12月にも体験させていただきましたが、当時参加できなかったメンバーが多かったことと今後ワークショップを開催する上で地域資源を理解するべく、再度乗せていただきました。船頭をしていただいた出島屋の岩瀬美智子さんにお話を伺いながら、かつて遊郭として栄えた潮来や、水門を見ながら、十二の橋がかかる加藤洲を船で潜りました。家々の船着場や生活道路として使われた橋から、過去に水路が住民の生活インフラとして使われていたことが観察できました。
スローシティプロジェクト2025年9月活動の様子
また、船頭の皆さんとお昼ご飯をご一緒させていただき、それぞれのお仕事についてのお話や、かつての新島地区についてのお話をお伺いしました。船という文化がどのように地域に根差してきたか、現在は地域住民にどのように触れられているのかなど、実際の声をたくさん伺うことができました。
スローシティプロジェクト2025年9月活動の様子
午後にはみずほ台地区のお祭りを見学しました。香取に多くの伝統文化の継承がなされていることを実感し、新たな「スロー」な要素を発掘することができました。また、昨年度、令和の杜にてマザーツリーを植える体験をさせていただいた鴇崎さん、飯田さんともお話しすることができました。

フィールドワークを通じて、香取の魅力を新たに発掘できた3日間となりました。たくさんの活動を並行して行っているため、香取市の魅力やスローシティの理念をしっかりと伝えられるよう、今後の活動も頑張ってまいります。
引き続き、スローシティプロジェクトをよろしくお願いいたします!