前橋市元気プロジェクト活動報告 2020.8.8
2020年8月8日、前橋市元気プロジェクトの2020年度春学期の総まとめも兼ね、プロジェクトに携わってくださっているゲストの方を招き、Cross Sessionを開催いたしました。オンラインのみでの活動となった今期の前橋プロジェクト。その振り返りとともに、ライターの諏訪部がこの会議で感じたことや考えたことをレポートしていきます。
Cross Sessionのねらい
今回のCross Sessionの大きな目的としては、プロジェクトの活動をゲストの方に知っていただき、それに対してのフィードバックをいただくことが一つ。そしてもう一つは、withコロナの時代に、前橋プロジェクトはどうあるべきかをとことん議論するというものでした。プロジェクト全体と各企画の活動報告をメンバーから紹介してもらった後は、グループに分かれてひたすらディスカッション。
継続生、新規生、ゲストの方というそれぞれ異なる視点から、前橋プロジェクトの今後を話し合いました。
集合写真は「めぶく。」ポーズ!
今期の前橋プロジェクト
今学期主に活動していた企画はこちらの6つ。
・前プロラジオ(仮)
・SNSでの活動発信
・公式HP作成
・他地域連携企画(地域づくり勉強会)
・チームビルディング
・まちびと図鑑
それぞれがオンラインで定例会議を開きながらの活動でしたが、個人的に半年間で印象的だった活動は、SNS企画とラジオ企画です。まちづくりプロジェクトなのに出向いてフィールドワークができないというもどかしさを感じ続けた半年間でしたが、その一方で、オンラインでの活動発信の重要性、利便性に気づかされた半年でもある2020年上半期。そう言った中でSNSとラジオ(YouTubeを活用)という媒体は、前橋プロジェクトを停滞させることなく活動し続けられた大きな要素だと思います。
SNSではInstagramとFacebookが始動し、それぞれのチームが違ったアプローチでプロジェクトを発信させようと、現在も試行錯誤を続けています。近日紹介しますので、是非チェックしてみてください。
ラジオ企画は、私も企画メンバーとして参加しました。活動を通して私が感じたこの企画の魅力は、番組の参加者同士がプロジェクトへの思いや考えを共有することが、プロジェクトを外へ発信することと両立できる、ということ。将来的にはまちびとをゲストに招いてお話を伺うことを目標に、現在はプロジェクトメンバー内でのクロストークをお送りしております。ゲストの方を招いたCross Sessionのあとがたりも既にアップされていますので、こちらもぜひ聴いてみてください。
↓前プロラジオ(仮)
withコロナで前橋プロジェクトは何をするのか、プロジェクトの今後のあり方とは
Cross Sessionのディスカッションのメインテーマでもあった、前プロの今後について。ゲストの方や新規生など、プロジェクトの見方によって意見も様々だったことが印象的でした。私が継続生として感じたこの半年のプロジェクトの課題は、やはり地元の方の目に止まる活動が現地でできていないことでした。
プロジェクトメンバーだけで顔を合わせてオンラインで活動を続けていくことは、果たしてプロジェクトの目的を達成しているのだろうか。まちのためになっているという直接的な実感が湧かず、モチベーションの維持も全員の課題になっていたと思います。SNSなどの活動発信に力を入れたことも、とにかく伝えたい、知ってもらいたいという思いが大きいように感じます。
そのような中でゲストの方から、誰に何を伝えたくて、誰にどのように発信するのかを明確にすべきというご意見を頂いたことは印象的でした。なぜInstagramやFacebookをやるのか、その媒体のシステムだけでなく、利用している世代まで整理した上で、見合った情報を発信することは確かに大切で、今後議論の余地があると感じます。
決して答えがある訳ではない今回のディスカッション。
しかし今後活動を進めていく上で、様々な視点からの意見をくまなく共有することは、半年という節目で最も大切なことだったと強く感じます。コロナ禍で生活スタイルが変化し、個々人も、プロジェクトとしても、もどかしい思いがたくさんあったこの半年ですが、まちづくりとは何なのか、前橋プロジェクトとは何なのかを改めて考えさせられる時間であったことも間違いありません。
今回のCross Sessionは、その「改めて考えさせられる時間」を形にした企画だと私は思っています。
ここで得た学びを通して、今後もプロジェクトメンバーとして前橋のまちづくりの力になれればと思います。
Written by 諏訪部仁美